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ウルトラセルQ+とウルセラの違い

しわ、小じわ、たるみ
2020.03.27.金曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2020.03.27.金曜日

 

たるみ治療として多くの方が希望されるHIFU(高密度焦点式超音波治療法)において
当院が導入しているウルトラセルQ+とHIFUの代表格のウルセラの違いについてご紹介します。
HIFUのオリジナルと言えばウルセラというぐらい当時普及した機種がアメリカ製のウルセラです。ウルトラセルQ+とどう違うのかというと大きくは痛みの違いがあります。

この高密度焦点式超音波治療法はターゲットが側頭筋膜という部位になります。
顔の外側(口を閉じる筋肉である側頭筋を包む筋膜部分)に超音波を集束し熱照射する治療です。
つまり、原理は焼くという考え方です。ステーキ肉を焼くと縮むのと同じ原理を応用してたるみを治療します。焼くことで組織収縮による引き締めとなりますので、深い側頭筋膜部分を焼くので相当な痛みが生じます。
もちろん、熱を伝える深さが異なるトランスデューサーを一般的には4.5mm、3mm、1.5mmとあり、側頭筋膜以外の浅い部位や周辺にも熱を照射することで全体的に引き締めていく機器です。

ウルトラセルQ+も原理は同じです。ウルセラと同じようにトランスデューサーも4.5mm、3mm、1.5mmに加え、2mmという眼窩周辺にも照射できる特殊なものがあります。ただ、ウルセラの焼くというイメージまでの熱量を加えず治療する機器です。
もちろん出力を高くすれば同様に焼くという同じ作用をもたらすことができるのですが、ウルトラセルQ+はウルセラの後発機種になりますのでウルセラの欠点であった強い痛みを改良した機種という位置づけになります。従って、ウルセラに比べ基本的には痛みは少ない機器となります。
強火で一気に焦げつくけど短時間で焼くか、中火で焦げ付かず丁寧に焼くか。ステーキ肉の調理法の違いのようなイメージです。
もちろん、いずれもメリット・デメリットはありますが、総評して当院ではウルトラセルQ+をHIFU機種として導入しております。

その理由の1つは汎用性が高い点です。
ウルトラセルQ+のトランスデューサー(カートリッジ)の豊富さです。
特に2.0mmのものは眼窩周囲への照射が可能であり、従来までこの眼窩周辺への照射は困難とされていました。そういう意味で、側頭筋膜以外のその周辺組織への治療も同時に行うことができる多様性のある機器と言えます。

もう一つの理由は当院の治療方針に則している点です。
ウルセラのようにガッツリ焼いてしまうと、組織内瘢痕が起こります。皮膚内にできる瘡蓋のようなものです。お肉をしっかり焼くと硬くなるのと同じです。
そうするよりも、焦げがつかない程度に熱を加え、組織反応によりコラーゲン生成を促進させ繰り返し実施することでベース自体をしっかり引き締めていくという方が中長期的にみると良いという考え方です。
ここは患者様や先生方によってそれぞれ意見が異なりますが、当院ではこうした考えからウルトラセルQ+をHIFUのベース機として導入に至りました。

治療のメカニズムや詳しい手順などは以下のページをご参照ください。
ウルトラセルQ+の治療詳細はこちら

たるみの治療方法は他にもいろいろあります。HIFUに限らず、サーマクールや糸リフト、フィラー治療(ヒアルロン酸注射等)など様々です。
たるみ治療に関しては種類や選び方、年齢や症状によって適切な治療法が異なります。気になる方は、詳しくご紹介したものがありますので、是非ご覧ください。

20代でたるみ治療は必要あるのか?
たるみ治療をどう選ぶべきか
ほうれい線の原因を知り、ほうれい線を予防・治療する
自宅で「たるみ治療・予防」はできるのか
たるみのセルフケア塗り薬『オリジナルのトレチノイン軟膏』について
若いうちにたるみ治療は受けた方が良いのか?
数ある糸リフトの中でMWリフトを導入した理由
溶ける糸と溶けない糸どちらが良いのか。(糸リフト治療)
昔と違い、ここまで進化した糸リフト治療のメリット

セルフケアやたるみ治療などのアンチエイジング治療の選び方を動画でもご紹介しております。ご興味がありましたら、Youtube動画もご覧ください。
つかはらクリニックチャンネル(動画で解説)

 

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